水晶のような「琥珀糖」【食べられる宝石中はとろっ、外はシャリシャリ】
江戸時代からある日本の古来のお菓子「琥珀糖」
その見た目の美しさから“食べる宝石”とも言われる琥珀糖。その歴史は古く、原型となるお菓子は江戸時代からあったと言われています。
簡単に言うと溶かした寒天に砂糖を混ぜ込んで固め、風通しのいい場所で乾燥させたお菓子のことで、乾燥させることで表面は砂糖が結晶化し、表面はカリカリとした食感ですが、内側はゼリー状の寒天のままという楽しいお菓子。
水晶のような琥珀糖の作り方
材料(15cm×18cmのバット1枚分)
水 190ml
グラニュー糖 300g
粉寒天 4g
かき氷シロップ(いちご)10g
(下準備)
バットは水にくぐらせて水の膜を張る。このひと手間で型から外しやすくなる。
【作り方】
(1) 全ての材料を鍋に入れ、中火で温める。沸騰したら弱火にして約1分温め、糸を引く程度のとろみがついたら火から下ろす。
※鍋で温めている間、もしくは鍋からおろしたあとにアクがあるようなら取り除くこと。アクを取り除くことで、気泡が入らず、きれいな琥珀糖ができる。また味もおいしくなる。
きれいに固まりました!
取り出す際、1度硬まった寒天のアウトラインをバターナイフなどでなぞると取り出しやすい。
(2)バットに流し入れ、冷蔵庫で30分冷やす。
(3)バットから取り出し、包丁で水晶の形に切るか(下記参照)、手でちぎる。
(4)オーブンシートに間隔をあけて並べ、途中裏返しながら34日(夏場は45日)、風通しのいい部屋で乾燥させて完成。
水晶型に切る方法
<水晶型>
(1)取り出したシート状の寒天を幅3cmに切る。このとき、斜めに包丁を入れて、断面が台形になるようにする。
(2)それを4等分する。
(3)4等分したものはそれぞれ台形の底辺の外側を2カ所切り落とし、六角形にする。
(4)先端をえんぴつを削るようなイメージで尖らせる。
※4の工程を省いても鉱物のような形になるので、さまざまなパターンで作るのがおすすめ。
ちなみに写真手前はちぎっただけのもの。こちらは鉱物や宝石というよりも、ロック型(岩型)になり、ワイルドな魅力も持つ琥珀糖が出来上がります。
今回はかき氷シロップのいちごで作りましたが、メロンやブルーハワイ、レモンにぶどう、抹茶などでも作れば、“宝石の山”ができますよ。
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kufuraさんのご紹介
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